症状

むち打ち

みなさん「むち打ち」と聞いたらなにを思い浮かべますか?

ほとんどの人が事故を思い浮かべるのではないでしょうか!

もちろん事故によるむち打ちが多いとは思いますが、事故以外にもむち打ちにはなります。

今回はむち打ちについてまとめてみました。

なぜむち打ちと呼ばれるのかというと

受傷する際に鞭がしなるかのうな運動を頸椎で起こるため「むち打ち」と呼ばれています。

事故の場合、後ろから追突されて際に、首は一度屈曲して、その後伸展してまた屈曲する。この時に頸椎と呼ばれる首の背骨が鞭のようにしなります。

その際に頸椎が過剰に動きすぎてしまって、筋肉や軟部組織、椎体や椎間板などが損傷してしまうのです。

むち打ちの発生機序

交通事故

コンタクトスポーツ

スノーボードやスキーなどウインタースポーツ

などがあげられます。

むち打ちの分類

・頸椎捻挫型

頸部の筋肉の過度の伸張か微細損傷の状態。

頸部周囲の運動制限、運動痛が主症状。

神経症状無し、予後良好。

・根症状型

神経根の症状が明らかで、頸椎捻挫型+で知覚障害、放散痛、反射異常、筋力低下などの神経症状を伴う

・バレー・リュー症状型

自律神経症状や脳幹症状が出現。

頭痛、めまい、耳鳴り、眼の疲労、吐き気などを伴う。

・根症状型+バレー・リュー症状型

神経根症状に加えてバレー・リュー症状なみられる混合型

・脊髄症状型

深部腱反射の亢進、病的反射の出現などの脊髄症状を伴うもの。

これらの分類に加えて、

胸郭出口症候群、脳脊髄液減少症の病態を呈する、むち打ち損傷もある。

むち打ちの症状

・頸部痛

むち打ち損傷で1番多い症状。

受傷直後から痛みがでることもあれば、1日以上経過してから発症することもありますので、痛みがなくても早めの受診をオススメします。

また、後遺症として1番残るのも頸部痛なので、早期治療が大切となります。

・頭痛

2番目に多いのが頭痛です。

むち打ち損傷してから頻繁に頭痛が出るようになった方が多いです。

・めまい

むち打ちによって、頸椎が揺れることにより、自律神経症状が出やすくなります。

また、むち打ちの衝撃により、耳石器にも衝撃が入り前庭神経にも影響されめまいになります。

治療で治ることもあります。

・頭部、顔面領域の痺れ

脊髄神経の炎症反応として出現することがあります。むち打ちにより、筋肉の緊張ご亢進状態にあると発症することがあります。

・耳鳴り、眼症状

頸部軟部組織の緊張亢進による異常により発症します。

三叉神経が刺激されることにより、眼症状も呈します。眼痛や焦点が合わせにくくもなります。

・吐き気

頸部痛に合併して発症。

単独症状はほぼ無し。

・四肢症状

頸椎、腰椎での神経根症状や、脊髄症状によるものが原因。頸椎ヘルニアなどもむち打ちにより発症し、痺れや痛みが発症する。

・腰痛

むち打ちでも腰痛が発生することはあります。背骨はすべて繋がっていますので、頸椎が動けば、腰椎も動くので、むち打ちで腰痛も引き起こされます。

・その他

不眠、集中力低下、易疲労性、微熱、顎関節症、胸部痛なども起こります。

むち打ちの検査

通常ではX線による画像診断ですが、症状が酷い場合や神経症状がある場合は、CT MRIでの画像診断が必要となります。

X線は骨しか写らないので、神経などの軟部組織の損傷がわかりません。

自身の身体の症状を詳しく知りたい方はMRIでの診断をオススメいたします。

むち打ちの治療

数多くの整形外科ではレントゲン撮影して、骨に異常がなければシップを処方して終わりです。

これでは症状は改善されません。

筋肉の緊張による、可動域制限や四肢の痺れなどは徒手治療により改善されてきます。

みずくち整骨院では整形外科的検査を用いて、どこの神経症状が出ているのか、どこの筋肉が緊張していて可動域制限や疼痛が出ているのかを検査して原因を突きとめていき、早期改善を目指しています。

院長は整形外科勤務をしていて、むち打ちの患者さんを多く治療をしてきましたので、むち打ち治療の経験が豊富にあります。

むち打ち損傷で頸部痛、頭痛、痺れや痛み、めまいなどでお困りの方、1度みずくち整骨院へ診せにいらしてください。

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